はかり
計量計測データバンク web情報総合サイト 機種別特集トップ

最新版 電子はかり特集 ー製品紹介(2)ー

特集記事 製品紹介

宝計機
農産物を重量で選別
「分太 ll」

(株)宝計機製作所(山口県柳井市大字柳井3889、電話0820−22−0389、政田寛社長)はランキングスケール「分太 ll」を販売している。

同製品は農産物を重量で選別するはかり。リニューアルで、前機種より3割以上と大幅に価格を下げた。最大20ランクまで重量選別の設定が可能。判断に迷う選別ランク境界の物でも、正確に判別できる。

ランクを音声で知らせる機能を標準搭載。オプションのランプを接続すれば、目と耳でランクが確認でき、初心者でも効率よく選別作業を行える。液晶表示を2つ搭載することで、重量、音声の同時設定が可能になり、操作設定がわかりやすい。登録可能品種が8品種に増え、前機種はスチール製だった本体が、ステンレス製上皿、樹脂製ボディとなり、軽量でコンパクトなうえに、耐久性が大幅に向上した。

シリーズは3機種あり、TB−6 llはイチゴなどの小さな果物や野菜、TB−15 llはイチジクやビワ、シイタケなどの中型の果物や野菜、TB−30 llは桃や梨、スイカ、トマトなどの果物や野菜に適している。

【仕様】(ひょう量、目量、選別重量設定範囲はTB−6 ll/TB−15 ll/TB−30 llの順)▽ひょう量=6kg/15kg/30kg▽目量=1g/2g/5g▽選別重量設定範囲=3・0g〜6kg(0・2g単位)/8・0g〜15kg(0・5g単位)/12g〜30kg(1g単位)▽設定可能ランク数=20ランク▽登録品種=8品種▽寸法=本体:幅330mm×高さ108mm×奥行425mm、計量皿:幅300mm×奥行280mm▽自重=約4・9kg▽電源=専用ACアダプタ(AC100V)または単1乾電池×6本▽消費電力=0・7W(最大3・6W)▽オプション=表示ランプセット(外部スピーカー用ジャック付)▽標準価格=14万1750円(税込)

A&D
防塵・防滴タイプで校正用分銅内蔵
「FZ−iWP」

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長)は、粉体・液体の計量に最適な防塵・防滴構造(IP65)を持つ電子天びんFZ−iWPを2009年9月に発売する。

主な特長は以下の通り。

▽校正用分銅内蔵で高精度計量が可能▽シリアル通信規格のRS−232Cを標準装備▽B5サイズの省スペース設計▽統計演算機能付き▽NewSHS(Super Hybrid Sensor)搭載▽GLP・GMP・ISO対応出力▽クイックUSB(別売)=Fxi−02JAの使用により計算値をUSB経由でパソコンに送信可能。通信の設定やドライバのインストールは不要▽イーサネットインターフェース対応(別売)

【主な仕様(FZ−120iWP/FZ−200iWP/FZ−300iWP/FZ−1200iWP/FZ−2000iWP/FZ−3000iWPの順)】▽ひょう量=122g/220g/320g/1220g/2200g/3200g▽最小表示=0・001g/0・001g/0・001g/0・01g/0・01g/0・01g▽表示モード(全モデル共通)=g、pcs(個数)、%(パーセント)、ct(カラット)、mom(もんめ)▽計量皿寸法=φ130mm/φ130mm/φ130mm/φ150mm/φ150mm/φ150mm▽税込標準価格=10万3950円/11万4450円/12万4950円/10万3950円/11万4450円/12万4950円

A&D
計量データロガー
「AD−1688」

(株)エー・アンド・デイ(東京都豊島区東池袋3−23−14、古川陽社長)は、計量データロガー「AD−1688」を2009年9月に発売する。 

約3000の計量データを日付・時間入りで保持する。保存した計量データは、USBポートから簡単にパソコンに取り込み可能(専用ソフト不要)。

専用電源は不要。計量器やパソコンに接続するだけで使用できる。持ち運ぶときは、防塵防滴構造(IP65)。現在特許申請中。

【主な仕様】▽適合機種=RS−232Cインターフェースを持つ同社の計量器▽サイズ=55(W)×103(D)×17(H)mm▽質量=約60g▽付属品=RS−232C通信ケーブル(3種)、USB延長ケーブル▽税込価格=1万8900円

新光電子
不確かさの算出が簡単に
電子はかり計量管理ソフトHKS

新光電子(株)(東京都文京区湯島3−9−11、電話03−3835−4577、安西正光社長)は、電子はかりや電子天びんの不確かさの算出が誰でも簡単にできる計量管理ソフト「HKS」を販売している。

電子はかり計量管理ソフト「HKS」は、データの入力から校正手順まで、HKSの画面に従って作業することで、特別な訓練を受けた専門家でなくても、簡単・正確に電子天びん・はかりの校正を行える。 データ自動取込み機能に対応した電子天びん・はかりなら、パソコンとケーブルでつなぐことで入力ミスのない校正が可能。

機能ごとに色分けされたメイン画面。大きなメインボタン。大きめのフォントを使用して見やすさ・わかりやすさを第一にデザインしている。複雑な手順に沿って作業する校正モードでは、進行具合がフェーズアイコンで一目瞭然。ガイドメッセージが次に必要な操作を知らせてくれる。

校正者が入力した指示値および自動入力された値は、HKSが自動で計算。登録事業者が行っていた複雑な計算を処理して、表示・保存する。 (独)製品評価技術基盤機構(NITE)の「不確かさ見積もりに関するガイド」に沿った校正が、誰にでも正確に行える。

起動時のパスワードによって管理ユーザーと制限ユーザーを設定した2つのユーザーモードを装備。校正する電子天びん・はかりや分銅の登録など、データの改ざんや誤操作によるデータの消失を防ぎ、管理者以外でも校正作業ができる。また、制限の設定は項目別に自由に変更が可能。

また、入力した電子天びん・はかりや分銅のデータをデータベース化している。保存したデータはいつでも参照・校正に使用でき、帳票に印刷して管理することも可能。目量が0・01mgの高精度分析天びんから、ひょう量40tにもおよぶ大型台はかりまで、様々な種類・仕様の電子天びん・はかりに対応している。また、新光電子の製品だけでなく、他社製のあらゆる種類の電子天びん・はかりの校正にも対応している。

製品紹介(3)へ

Since 15 Mar 2006/Copyright (C)2006 株式会社日本計量新報社. All rights reserved.