2007年2月 4日(2662号) 11日(2663号) 18日(2664号) 25日(2665号) |
社説TOP |
日本計量新報 2007年2月25日 (2665号) |
計量の世界の人々は情報弱者になってはならないインターネットは爆発している。パソコンの低価格化と能力向上そして高速通信網の発達によってインターネット環境が整備されたためほとんどのオフィス、家庭でインターネットを利用するようになった。普及率は100%といってよい。普及していないのはパソコンとインターネットを利用する能力が確保できていない人々のところであり、これらの人々は世帯数の30%ほどある。100%普及しているのに30%に行き渡っていないというのはとくにパソコンの特性であり、自動車の運転と同じように習わなければ取り扱いができないからである。パソコンのワープロ機能を利用できても電子メールやインターネット上の情報を利用できない人々も多い。様々な理由から、パソコンやインターネットをはじめとする情報・通信技術の利用に困難を抱える人を情報弱者(information shortfall)という。情報弱者は、低所得者や高齢者、視聴覚障害者などに発生しがちである。 |