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日本計量新報 2008年2月17日 (2711号) |
モノの見え方が昔のままであっては将来が危うい モノの見方を考えるときに、現代社会においてはNHKテレビが描き出す世界によって大勢の人々のモノの見方が決まってしまうといえるのではないか。NHKは事件と政府のこと、政治のことをよく報道しているようであるが、その内実の解説はほとんどしないし、政府批判はNHK予算の縮小につながるのでこれもしない。報道という観点からは事件報道は掲載情報のアナウンスですむから手軽である。国会報道もカメラを議場に据えればそれですむ。株価報道はいつでも株価は動いていて日経平均だの何だのと株価情報を手軽に入手できる。お天気情報、交通情報しかりである。NHKテレビだけを見ていると、日本という国は事件ばかり起きているよい国ではない。また経済規模が拡大しないと如何にも国が滅びるかのごとき報道となる。 |