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日本計量新報 2010年10月24日 (2843号) |
既存概念にとらわれない計量器が未来の市場を開拓する 長引く不況で消費が低迷し、国内の販売業全体が苦境に陥っている。食料品や衣料品などは、少ない需要を取り合って販売競争が激しさを増している。最近はコンビニエンスストアが売上高をのばし、スーパーマーケットや八百屋や精肉店といった小売専門店の売上高を食っている。商店街がシャッター通りとなる姿は、都市部も地方も同様である。コンビニエンスストア同士でも、競争は熾烈をきわめ優勝劣敗。閉店に追い込まれる店舗を郊外でよくみかける。 不動産業界も、マンションなど住宅建設の多くが赤字といった状況である。日本の人口が減少に向かうのは、統計数字の確実な足取りである。核家族化で世帯数はある程度増えてきたが、この先にはこれも後退し、住宅の需要が減ることが予測される。かのバブル景気は夢の彼方に消え去り、名の知れた大手業者がいくつも市場から姿を消した。 |
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