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日本計量新報 2012年10月21日 (2938号) |
見えていることだけが真実だと思う人の浅はかさ小さな耕耘機があってこれで土を掘りおこしたり畝をつくることができる。草刈り器は耕耘機とともに炎天下の苦役の農作業を楽にする。機械の購入・維持に費用がかかるが、ある規模を越えた農地ではこの効果は絶大である。米国の農業は機械化農業が極度に発達しており、機械の作業能力に対して土地と水と日照が不足する状態である。工業国と勝手に決め込んでいる中国の農業従事者は人口の8割ほどあり、ここに農業機械が入り込むことになると農業人口に余剰が生ずる。日本の高度成長にはさまざまな要因があるが、農業従事者が工業従事者に移行することで成立したといってよい。中国、インド、そしてアジアの新興諸国は同じ道を歩むことになり、日本が経験したことをこれらの国々がこれから経験する。 |
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