2013年8月 4日(2975号) 11日(2976号) 25日(2977号) |
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日本計量新報 2013年8月25日 (2977号) |
偽りの科学が福島第一原子力発電所事故を引き起こしたどんなことがあっても火をだして爆発を誘発しない機器が本質安全防爆機器である。電気回路があれば電流は爆発要因になる。本質安全防爆機器の場合にはこの電流の量や回路の構成などの要件を満たしていれば、この名称を使える。計測機器にも本質安全防爆構造のものがある。本質的に安全ということであるから、どのようなことがあっても安全であるということになる。民生用の原子炉は放射線漏れをおこして人を害してはならない。原子炉に放射線を閉じ込めるのは技術に依拠しており、技術が不完全であったり、事故がおこれば放射線は外にでる。福島第一原子力発電所の事故はこれであった。人を害する放射線をだす核燃料を使う原子力発電は、放射線をださないということでは本質的に安全ではない。 |
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