| 2015年5月  3日(3055号)  17日(3056号)  24日(3057号)  31日(3058号) | 
|  社説TOP | 
| 日本計量新報 2015年5月24日 (3057号) | 
| 速さの体感と連動する加速度あるいは角速度の作用上海市ではリニアモーターカーは時速430kmで営業運転をしている。日本のリニアモーターカーは時速505kmで営業運転をする。時速500kmで試験走行をした日本のリニアモーターカーに乗った人が上海のリニアモーターカーの時速430kmでの走行感覚を次のように語っている。日本のリニアモーターカーが時速430kmに達するまでの上海のそれとの比較であり、「日本の方がはるかに速い」のだという。これは加速度の違いを体感したのであり、短い時間にある速度まで到達するとそれは速いと感じる。上海のリニアモーターが常伝導方式であるのに対して、日本のそれは超伝導方式であり、これによって加速度が違ってくる。2015年4月21日の日本のリニアモーターカーの試験走行における速度記録は、発進してから4分ほど後にトンネル内で時速600kmに到達し、この速度を10.8秒間、距離にして1.8kmほど維持した。この時の最高速度が時速603kmであった。 | 
| ※日本計量新報の購読、見本誌の請求はこちら |