2007年9月 2日(2689号) 9日(2690号) 16日(2691号) 23日(2692号) 30日(2693号) |
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日本計量新報 2007年9月2日 (2689号) |
人の労働が機械や道具に置き換えられる時代と人の知恵の働き人の労働を道具としての機械が置き換えることをしてきたのが機械や道具の歴史である。農業における耕耘機、田植機によって日本の稲作農家は少ない人手で多くの収穫を得るようになった。土木分野での機械の働きと同じようなことであり、さまざまな産業分野で人の働きを機械が代わって行うようになった。電子式のものでは駅の自動改札がそうであり、さまざまな切符、入場券・乗車券・食券などのチケット販売はほとんどが自動化されており、予約券(予約の権利)はインターネットで結ばれたオンラインサービスによって利用者自らが行動して取得するのが普通になりつつある。機械や道具がそれまで行われていた人の労働の代わりをするようになってしまうと、人の労働とは何だったのかと唖然とすることが多い。 |