2007年9月 2日(2689号) 9日(2690号) 16日(2691号) 23日(2692号) 30日(2693号) |
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日本計量新報 2007年9月30日 (2693号) |
知識経済時代には計量器がセンサーとなって生産設備が知能化する計量器、計測器、測定器などと呼ばれる計るための器具機械装置はモノサシ、マス、ハカリを想起することが多く、それ自体は間違いではない。化学、鉄鋼などの産業など大がかりな設備を使ってモノ造りをする分野ではオートメーションのシステムそれ自体が計量計測設備であり、さらにこのなかにさまざまな形で計量計測機器が組み込まれている。このようにして組み込まれている計るための器具機械装置は単体のサシ、マス、ハカリの生産数量に比較すると数としては少ないとしても、金額としてはずっと大きいことが、工業用のハカリと簡便な体重計や料理用ハカリの生産・販売統計から推しはかることができる。計装関係の企業、エンジニアリング企業、総合商社などが大がかりな設備の受注に関わり、計量関係の企業はこの方面の下請けの立場にあることが多いものの、規模の小さな設備は直接に受注することも少なくない。 |