2007年9月 2日(2689号) 9日(2690号) 16日(2691号) 23日(2692号) 30日(2693号) |
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日本計量新報 2007年9月9日 (2690号) |
知識経済社会では人の知恵の発揮の度合いこそがコストである情報社会の到来にともなって知識経済社会になったことをアルビン・トフラーが説いており、日本でも早くから堺屋太一氏が知恵のもつ価値の大きいことを評して「知価革命」などと述べている。大前研一氏は人の能力として現代社会に求めれらるのは「構想力」であると言い、それは企画し説明し人を納得させ行動させて企画を実現する能力であると説く。限りなく大きな構想力なり知恵は人の能力であり、この能力が大きいことは非常な価値をもち、それは物事を成就させる費用を極限に小さくする。すなわち能力はコストである。コストとは日本語では費用であり、人や企業の生産や取引などの経済活動にともなって発生する金銭である。千人力とは千人の力が集まったほどの強い力のことや、千人の助けを得たくらいに力強いことであるが、「知価社会」では知恵ある人は千人の力に軽々と相当する。 |