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日本計量新報 2012年9月23日 (2934号) |
考える自由を放棄したことによる東電原発事故電気をつくるための施設を発電所という。電気を上手につくり上手に使うことはその国の文化のあり方を物語るように思える。世界はいつのころからか、原子力の熱エネルギーを用いて水を湧かしてその蒸気で羽根車と連動した誘電コイルと組み合わされた軸を回す方式を用いるようになった。原子力発電において問題になるのは水を湧かす前までの状態であり、原子力を利用して熱をどのように取り出すかということだ。ドカンと燃やすと原爆になり、ちょぼちょぼと燃やすと発電にも利用できる原子力であるのだが、現代の人類は原子力を発電に利用するのに十分な知識と技術とその管理体制を備えているのであろうか。 |
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