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日本計量新報 2013年1月20日 (2949号) |
食は家庭で作るのではない個食の時代とヘルス戦略ついこの前まであったことである。住まいの付近には米屋があり、肉屋があり、八百屋があり、魚屋があり、生活に結び付く消費物資が歩いていける範囲で売られていた。都市では住宅団地に隣接して何々銀座といった商店街が形成されて、その通りは買い物をする歩行者でごった返すことが普通であった。この風景がいまも残る地域として東京都では砂町銀座などがある。商店街に出店する店舗は10年、あるいは5年を区切りにして大きく変わる。砂町銀座にとなりあわせて大きなショッピングモールができていて、ここには車で乗り付けて買い物と遊びをするようにできている。歩いての買い物客と車を利用する買い物客をともに引き込む構造がこの2つによって形成されているのは、いまの時代の反映といってよいだろう。 |
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