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日本計量新報 2013年3月3日 (2955号) |
家や家族をなくし、放射線に晒される震災被災者「被災者が一番欲しいのは義援金である」と現地の声を伝えたのは野党議員で2月の国会予算委員会集中審議の場であった。仮設住宅などに入居している人々の集まりで議員と懇談をしているときに心の底を明かさない被災者の気持ちを支援活動をしているボランティアが代弁したのがこの言葉で、その発言につづいて被災者の大きな拍手がおきたと伝えている。家をなくし、家具をなくし、衣服をなくし、職場をなくし、船ほかの生産手段をなくし、家族を亡くし、友を亡くした人々が自らを奮い立たせるために「がんばっぺ」の言葉を合い言葉にして、押し潰される心を支えているのである。被災者の多くは何をするにもお金が足りないのだ。 |
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