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日本計量新報 2013年3月31日 (2958号) |
賢者は身を慎んで危険はおかさない人の話をよく聞き、相手が考えていること、話していることを、そのまま理解できる人はあまり多くない。人が「あっ」と言えば、その「あっ」に連動する言葉が頭の中でぐるぐる回って、「あっ」としか声が発せられていないのに、理解の弁を述べる利口者がいるのには驚く。その理解が「あっ」に続くまともな回答ではなく、身勝手な「あっ」の次の解釈であるからである。話しの聞き手の「あっ」と連動する勝手な脳の回転がそこにあり、これは得てして良い学校をに入ったり、利口そうな素振りを見せる人にありがちなことである。 |
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