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| 日本計量新報 2015年7月19日 (3065号) | 
| 自分が文化系か理科系かではなく当たり前のことを知っておく上級学校に進んで教育を受けるほどに人はバカになる、と昔の人は考えていたことを養老猛司氏が東京大学に進むとき近所のオバさんが語った言葉として伝えている。高等教育も大学院の修士課程や博士課程に進むほどに、狭くなっている専門領域に突っ込んでいくのであるから、ここでの学習や研究では広い知識を備えることとは縁がなくなる。博士課程で習得した知識などをそのまま使って世のなかの役に立つほどに、大学教育や研究と経済や産業社会は密着していない。そこですべきは専門知識とあわせて総合した知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成につとめること、である。 | 
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