新春トップインタビュー
狙った獲物は外さない 〜会社も人生も基本は同じ〜
大和製衡(株) 川西勝三社長に聞く(9)
聞き手は高松宏之編集部長
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日本計量新報 2009年2月1日 (2759号)3面掲載
経営トップ自ら姿勢示す
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欠点は財産だ
−−60歳を過ぎて、馬術や音楽を再び始められたのはなぜですか。
欠点は財産です。ミスすれば、自分には直すところがまだまだあるということがわかるわけです。直すところがあるということは、まだまだ上に行けるということですから。欠点がない人はそれ以上は伸びません。
目標は必ず実現する姿勢示す
馬術にしろ、音楽にしろ、私が現役の社長でなかったらここまではやれなかったかも知れません。
どんなことがあっても立てた目標は必ず実現する、あきらめないでやっていくという姿勢を、経営トップが自ら実践することで、社員に示せたのではないかと思います。しぶとい、あきらめないという点に関しては、大和製衡の全社員中で私がトップだと思います。
音楽も同じです。ライブ活動を続けていますが、ライブでも私以外はプロの演奏者ですから。
経営トップの人格というものは社員にとってはお手本でなければならないですし、社長はやりだしたら必ず目標を達成するということも、社員の経営者への信頼の基礎になると思います。私は、私の人格の総てを社員の前に晒しているわけです。やはり、人間的な中身の重さが大事です。
自分の文化・人間創りを意識して
私は、人間にとって家庭と仕事は同等の重要さがあると思います。しかし、人間として充実した人生を送るためにはそれだけではダメです。
自分そのものの人格を創りあげること、そのための自分を育てる時間をいかに持つかということも、前の2つに劣らず大事なことです。これは自分で意識しないとつくることができません。
私も、仕事、家庭、そして自分の文化・人間創りを意識してやっていきたいと思います。
−−ありがとうございました。 (おわり)
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